一級建築士事務所 イン・エクスデザイン
高層化した福島区の中にある戦後の木造建築が多く残るエリアに計画された商業ビル。 高層化した都市風景から一筋路地に入ると2階建の木造建築群にはビッシリと飲食店が軒を連ねています。が、見上げるとポッカリと空が抜けています。 この空と飲食店街というスケールの違う距離感の間に建築を挿入できないかと考えた。 大通りから路地に入ると現れる遠目には帽子のような形態が、飲食店街を歩き近づくと行燈のようなボリュームが浮かび上がっている風景へと分断的に連携され、そしてアイキャッチとして在った帽子は暗転し見えなくなっています。 距離によって異なって感じる空間の存在はこの建築に少し不思議な時間の感覚を与えることにならないだろうか・・・。
鉄骨造地上4階建
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