琵琶湖から比叡山へと続く丘陵地にある開発分譲地にポツンと残った旗状地が敷地でした。
また隣地との高低差が2.0ｍ程度あり日照や通風環境を考えると、厳しい条件のなか検討が始まりました。

唯一の手がかりとして通路状の敷地部は南向きで16ｍを超える長さがありました。

計画では年間を通して南中頃の太陽光が届く範囲にハイサイドライトを持つエントランスやダイニングがレイアウトされ光の届く内部空間と外部空間が確保されました。
つまり逆説的には敷地内に自身の建物によって極力影を増やさない場所に内部空間がレイアウトされています。
またさらに、自身の建物によって周辺環境よりプライバシーの確保された外部空間を創り出しています。

木造地上2階建

214.41㎡

87.21㎡

105.44㎡

岡田　大次郎

2022